2024年、日本ハムの新庄剛志監督は「試合前のメンバー表交換の時に相手チームの監督全員そして審判員たちとハイタッチして試合に臨む。11人の監督全員としたい」という目標を掲げていました。
結果はどうだったのでしょうか。印象に残るエピソードも取り上げながらご紹介していきます。
新庄剛志は相手監督全員とハイタッチできたのか
日本ハムの新庄剛志監督は、2024年は試合前のメンバー表交換の時に相手チームの監督とハイタッチする計画を発表していました。
各カードの初日に実行していく予定でいたのですが、交流戦を終えて全監督とのハイタッチは実現できたのでしょうか。
新庄監督のハイタッチの達成状況をさっそく見ていきましょう。
| 相手チーム・監督名 | ハイタッチの成否 | エピソードなど |
|---|---|---|
| 巨人・阿部監督 | 〇 | |
| DeNA・三浦監督 | 〇 | |
| 阪神・岡田監督 | × | ※1 |
| ヤクルト・高津監督 | 〇 | |
| 中日・立浪監督 | 〇 | ※2 |
| 広島・新井監督 | 〇 | |
| オリックス・中嶋監督 | 〇 | |
| 千葉ロッテ・吉井監督 | 〇 | |
| 楽天・今江監督 | 〇 | |
| ソフトバンク・小久保監督 | 〇 | ※3 |
| 西武・松井監督 | 〇 | ※4 |
交流戦を終えてハイタッチが実現できなかった相手は、阪神の岡田監督のみとなっています。※1
阪神との3連戦は甲子園球場が会場で、新庄監督の中でハイタッチの予定だった（？）1日目は、雨のため試合が中止となってしまいました。
そして翌日の2日目の新庄監督は、誰もが驚いた阪神ユニホームを着用してのメンバー表交換への登場となりました。
ここでは岡田監督との「おそろいのユニホーム」を着用しての記念撮影には成功していて、この日はハイタッチどころではなかったかもしれません。
3日目にハイタッチしようとしましたが、岡田監督から「やらんわ、そんなん」と言われてしまったそうです。
雨で中止となった1日目の振替の試合（6月18日）でも残念ながらハイタッチはできませんでした。
それどころか、審判の一人が新庄監督とハイタッチしようとしたところを、新庄監督のほうが断っています。
おそらく、岡田監督をそっちのけにしてほかの皆でハイタッチするのを避けたかったのでしょう。
また、岡田監督がハイタッチに応じてくれないのは、新庄監督の中でも想定の範囲内だったと思われます。
全球団の監督とハイタッチすると目標を掲げた時にも「岡田監督には言えない。笑」と弱腰で、そのほかの年上の監督にも、事前に根回しして失礼のないようにしていく方針を語っていました。
ちなみに新庄監督と岡田監督は現役時代の4年間を阪神でともにプレーした間柄ですが、年齢的にも新庄監督にとって岡田監督は大先輩です。
ハイタッチのチャンスがまだあるとすれば、お互いにリーグで優勝して日本シリーズで再び激突するときになりますね。
新庄監督と岡田監督のハイタッチがかなう日が来るといいですね。
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新庄剛志ハイタッチにまつわるエピソードとファンの声
※2のエピソード6月11日の中日の立浪監督とのハイタッチが実現したこと関しては、ファンの人たちも少しびっくりしたようです。
立浪監督が笑顔で新庄監督とハイタッチし、そのあとに審判とも次々にハイタッチをしていく様子に球場内からは拍手がわきました。
SNSでは「な、なにい？立浪さん笑顔やん！」「その時歴史が動いた」などと書かれており、ファンがびっくりしながらも喜んでいる様子がわかります。
立浪監督とのハイタッチは意外だったのでしょうか。
もともと一部のファンの中では立浪監督が怖い人だというイメージがあったようです。
でも案外ノリよくハイタッチしている姿を見てファンが喜びました。
新庄監督自身も、後日にインスタグラムで「立浪監督がすごく優しい目で見ながらハイタッチしてくれた」と報告して、自身の現役時代に立浪監督のプレーに刺激を受けて実戦に取り入れたエピソードも紹介しました。
新庄監督と立浪監督の年齢は2つ違いで、立浪監督の方が上。同じ時代に活躍していた選手同士だったのですね。
※3のソフトバンクの小久保監督とは、審判員4人との計6人で円陣を組んで手を重ねて掛け声をかける「円陣パフォーマンス」からの両手ハイタッチ。
この時にも球場内から歓声や拍手が起こり、SNS上でも「ほっこり」とか、「照れくさそうにやっている審判員もいい！」「小久保監督も楽しそう」などという声であふれていました。
※4の西武の松井監督とはハイタッチはできていますが、のちに松井監督は球団から「休養」を言い渡されて（成績不振によるものと思われます）現在は渡辺久信氏が監督代行として指揮を執っています。
今後の試合では渡辺代行とメンバー表交換を行うことになります。
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新庄剛志ハイタッチパフォーマンス！残る課題は
先ほどご紹介した通り、西武では監督代行に渡辺久信氏が就いて今後のパリーグの試合が続いていきます。
渡辺監督代行とのハイタッチは実現するでしょうか。
新庄監督は、ハイタッチの発案にあたり「年上の監督には事前にお願いしたうえで、失礼のないようにやっていきます」と語っています。
渡辺監督代行は58歳で新庄監督より年上なので少し手ごわい相手と言えるかもしれません。
ちなみに監督の年齢でいうと、阪神の岡田監督がダントツ最高齢の66歳です。
続いて、渡辺監督代行の58歳。
ちなみに新庄監督自身は52歳です。
「みんなで仲良く全力で戦う」という姿勢を打ち出す新庄監督の「ハイタッチ計画」は審判員や球場のファンからも広く歓迎されているので、西武の渡辺監督代行とも実現するといいですね。
さらに、7月23日・24日にはオールスター戦もあります。
今回は日本ハムの本拠地で試合が行われますし（23日）、ファン投票の中間発表ではDHを除くすべてのポジションで日本ハムの選手が1位となっています。
新庄監督の何かしらのサプライズを期待するファンの声もあるようですが、パリーグの監督を務めるのはオリックスの中嶋監督で、新庄監督はコーチにも含まれていないので（昨季の成績による）難しいかもしれません。
いつも相手に敬意を持ちながらファンを楽しませる新庄監督にこれからも期待したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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